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太郎池への注水 【 平成21(2009)年7月 】 |
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「太郎池」に水中ポンプを設置し、水を汲み上げて「噴水」「川」「強制排水」等に利用することができます。
その為の配管をしました。
汲み上げた水中ポンプの水を4ルートに分岐して、それぞれにバルブを取付け水量を調節できるようにしました。
「太郎池」では、大きな鯉を飼育しますので。常時ブロワを使用してエアーレーションする必要があります。
おそらく、1日(24時間)エアーレーションを止めたら、鯉は全滅すると思います。
そこで、1台のブロアからのエアーを池のどこでもエアーレーションできるようにエアー配管をしました。
「滝」に流れる水は、ブロワのエアーを使用し、池底が2段下がった「糞溜まり」からエアーリフトポンプで汲み上げます。
汲み上がる水の量は、エアーリフトポンプに送るエアーの量で決まります。
「滝」には24時間水が流れ、「糞溜まり」に集まる鯉の糞やゴミを吸い上げ、「滝」から「沈殿槽」に送ります。
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41-010
水中ポンプで水を汲み上げて「噴水」「川」「強制排水」等に利用する為の配管をしました。
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41-020
水を入れて、水の流れのチェックをしました。
ブロワを使用したエアーリフトポンプで最新部の水を滝から落とします。
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41-030
沈殿物は「沈殿槽」に溜まり、上澄み水が三角堰を通して「処理槽」に流れます。
「処理槽」で処理されて綺麗になった水は「小物池」に流れ込みます。
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41-040
「小物池」からは地下パイプを通って、「スイレン池」に湧き上がります。
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41-045
「スイレン池」の水は、小さな滝を通って「太郎池」に戻り、循環します。
この循環は24時間行なわれます。
滝に流れる水量は20L/分くらいですので、池の水(約5t)は1日に6回転くらいします。
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41-050
噴水と川の写真です。
後日、池の奥に築山を作り、川を作る予定ですが、今回は川の替わりにパイプを使用して試しました。
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41-060
池の何ヶ所かに散気管を配管し、エアーを出せるようにしてあります。
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41-070
池の水深はこのオーバーフローの位置で決まります。
また、このオーバーフローのパイプを抜くと、池の水を一気の排出することができます。
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41-080
水の排出は、このパイプを通って、ドーーーット崖下の久隆川に流れます。
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41-090
いよいよセメントのアク抜きです。
アクアマリンソフトという薬剤を5本(水1tにつき1本)を入れ、1日待ちました。
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41-100
水を排水して、池を洗い、水を入れ直して、ハイポで水道のカルキを抜いて、「小物池」にメダカと小赤(小さな金魚)を10匹ずつ入れました。
メダカは1日で全滅しましたが、小赤はみんな元気でした。
多少アクが出ているみたいです。
また、水漏れも多少あるみたい(水が減る)なので、晴れた日に水を抜き、乾くのを待って、全体が乾いても池の内壁が塗れている所にマークを付けました。
漏れている所は漏れた水が戻ってくるので乾かないそうです。
この部分をモルタルで補修塗りし、再度あく抜きをしました。
2回目のアク抜きは、アクアマリンソフトの原液(または2倍縮液)を刷毛でぬりました。
塗った時に泡が出ればアク抜き完了です(泡が出なければ、アク抜きされている)
場所に寄って、煙が出たり臭いが出たりします(理科の実験室の臭い)
その後、池を洗って再度水を張りました。
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鯉の移送 |
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いよいよ鯉の引っ越しです。
移送方法を色々考えました。
@大きな水槽に入れて移送する。
A濡れた新聞紙に包んで、眠らせて移送する。
結論は、自宅にある最大の入れ物で移送することにしました。
移送用水槽は2つ
1つは、大型水槽(90pL×45pD×45pH)を使用
もう一つは、石油タンク用の収容ストッカーの中に大きめのブルーシートを敷いてものを使用
どちらも、水槽用のブロワでエアーレーションをしながら移送します。
移送は、ハイエース・ノアで行います。
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41-110
相模原の池の写真です。鯉は15匹でした。
この池も私が移住する15位前に自作した池です。
大きさは、「太郎池」の1/3位です。
一番奥に「滝」があって、水が循環してました。
この鯉は、10年程前に「錦鯉」の産地から、10p程度の鯉を、12匹セットで 5,000円で購入したものです。
「錦鯉」としては高級なものではないと思いますが、ホームセンターで販売している「錦鯉」と比べると、綺麗で、ずっと高級に見えました。
10年で大きいものは30p以上になっています。
思いで深い、大切な鯉です。
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41-160
大きい鯉はタモでは傷になるので、池からビニール袋に入れ運びました。
15匹全てを運び終わりました。
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41-170
水槽は用意したゴムの蓋をガムテープで留め、ブルーシートは上を結び、準備完了です。
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41-190
車でノンストップで移動し、我が家に到着しました。
みんな元気です。
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41-280
全部の鯉が新居に入りました。
新居を偵察しています。
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41-300
スイレンを持参して植木鉢に入れスイレン池に入れました。
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41-330
引っ越しが完了して10分もしたら、慣れてきて餌を催促するので給餌したら、勢いよく食べました。
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41-350
生まれて初めて広い所に来たので、みんな楽しそうに泳いでいます。
鯉の泳ぐ姿は見ていて飽きないものです。
人が近づくと寄ってくるし、可愛いものです。
念願の鯉の引っ越しが無事に完了しました。
川を作ったり、水道を引いたり、池の周りの整備はありますが、ともかく一段落です。
カンパーーーーイ!!
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鯉の産卵 |
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毎年、6月頃になると、産卵します
その時期に、「シュロの皮」とか「笹の葉」を入れてやると、メスがそこに卵を産み付けます。
オスがメスがを追いかけまわし、産み付けるそばじから「精液」を卵に吹き付けます。
オスも、自分の子孫を残すため、必死です。
今回は、相模原では産卵を我慢していたのでしょう。
2009年7月21日に移住してきて、7月23日に産卵しました。
2日しかたっていません、心の準備もできていないまま、いきなり産卵されたので、焦りました。
でも、そこそこ育ちました。
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42-020
メスが笹の葉の卵を産み付けています。
オスが群がって「精液」をかけます。
紅白の一番大きいのがメスで、あとは全てオスです。
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42-030
「精液」で水が白くにごり、なんとも言えない「ニオイ」が漂います。
「ニオイ」がするので、産卵が始まるとすぐに分かります。
太郎池ができたばかりなので、水が全然よごれていません。
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42-050
卵の着いた笹の葉を「小物池」に移します。
卵の着いた笹の葉をほおっておくと、鯉が卵を食べてしまします。
この時は、初めてだったので「笹の葉」・「小物池」でやりましたが、この後は、「シュロの葉」・「水槽」でやりました。
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42-190
生まれて以後「ブライン・シュリンプ」(幼魚でも食べられる小さなエビです。)を作って与えます。
「ブライン・シュリンプ」は卵を買ってきて、温度管理をしながら、エアレーションして、1日がかりで孵化します。
孵化した「ブライン・シュリンプ」を毎日与えます。
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43-130
2か月でこれくらいになります。
良く食べる稚魚とそうでない稚魚では、大きさが全然ちがいます。
通常、この頃、選別して小さいのは「捨てる」のですが、私はかわいそうなので、全部育てます。
弱い鯉は、自然と淘汰され、大きくなるのは20匹くらいです。
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43-140
稚魚を見たいので、水槽に移しました。
生後3か月です。
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