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【ウッドデッキ】《ウッドデッキ造りの動機》《基礎工事》《組み立て工事》《床張りと仕上げ》

ウッドデッキ造りの動機
 ウッドデッキ造りの動機  【 平成23(2011)年11月 】
2011年、東日本大震災のあった年の10月に友人から、「家を解体した『柱』があるので、要りませんか?」とのお話がありました。
ストーブの薪に良いと思い、「頂きたい」とお願いしました。

しかし、現物を見て、ビックリ、綺麗な柱が100本以上あるではありませんか。
何でも、「30年ほど前に家を解体したとき、柱は何かに使おうと思って倉庫に保管しておいた」のだが、「今回、大震災で倉庫が傾き、倉庫を解体したく、柱を処分したい」とのこと。

軽トラックを借りて我が家まで運んだのですが、軽トラには、杉の4寸柱の4mもので16本。
松の4寸・5寸の5mものだと10本しか乗りません。(重量オーバーの為)
友人は「この松は『松喰虫』の出る前の松だから使えるよ」と言ってました。、
松の柱などは1本で40kg位あり、女房殿と二人での積み降しは大変の重労働でした。
結局8往復、丸2日かかりました。
あの「か弱い?」女房殿が良く頑張ってくれました。(感謝!)
(写真 57-010, 57-020)

我が家に持ってきてみたら、あまりに立派な柱なので、「薪にするのはもったいない」と思い、何か使う方法を考ました。
  『入居以来の懸案だったウッドデッキ』
  『駐車場』
  『薪置き場』
  『鯉の池の日よけの為の屋根』
等々これだけあればいろいろなものが作れます。
なにかワクワクしてきました。

そこで、まずは「ウッドデッキ」を作ることにしました。

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57-010
我が家に積んだ柱です。
4寸角の4mものが100本くらいあります。
57-020
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Photo_Left
57-030
松の4×5寸角の5mものは20本くらいありました

基礎工事
基礎工事
ウッドデッキを造るのあたって、「どこに」「どれくらいの大きさ」のものを造るかです。
場所は「縁側の前」しかありません。
横方向の長さは8m位(4間半)あります。
問題は「奥行」です。屋根は軒が大きく張り出していて、その部分(約1.5m)だけでいいかとも思いました。
しかし、材料はいっぱいあるし、ゆったり使うには3m位欲しいと思い、軒の下に屋根を張り出させて、ウッドデッキの床が3m×8mになるようにすることとしました。

この大きさならば、ゆったりしていて「何でもできる」ような気がします。

また、ウッドデッキには「都会」から孫が来た時に遊べるように、
  砂場
  ブランコ
  滑り台
を造る予定です。

写真に良く出てくる「白い犬」は「ゆき」という名前です。
「ゆき」は大震災直後の4月頃から、「盛金」から「久隆」の掛けての10km位の道路でよく見かけていました。
「首輪」はしてましたので、捨てられたか、迷ってきたのか、「誰か飼ってあげればいいのに」と皆が思っていました。
11月に入り、寒くなってきたので、結局、我が家で引き取ることにしました。
我が家には、「はるか」「ポール」の2匹いるけど、仲良くしてくれるようにと思いつつでした。

「ゆき」は良く訓練された賢い犬でした。
ノーリードで散歩(我が家では「はるか」「ポール」もノーリードです)しても「真後ろ」にピタッとついて歩きます。
散歩中「どこかに消えた」と思うと、「真後ろにいて見えないだけ」なんてことがよくありました。
でも、いままでいろいろな小動物を食べて生きてきたのでしょう、「モグラ」なんかは、歩いている途中でチョンとはねて捕まえます。
散歩の途中でも、山を登ってゆき「うさぎ」なんかを追いかけ回します。

そんな「ゆき」が年が明けた1月11日の朝、小屋から出てこないと思ったら、子犬を3匹生んでいました。
長くなるので「ゆき」の話はやめます。そのうち「『ゆき』特集」を書きます。

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57-040
ウッドデッキは家の縁側の前に作ります。
縁側の写真です。
57-050
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57-060
まずは、測量し、レベルを出して、基礎になる石を置いてみました。
57-070
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57-080
高さを測量したレベル(縁側とデッキの床が同じ高さ)に合わせて、コンクリートで基礎石を固定しました。
57-090
縁の下に「猫」や「ねずみ」が出入りできないように網を張りました。
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57-110
基礎石の上に4×5寸の松の角材を渡しました。
57-120
松の角材は、年数がたっているせいか、結構「ひなって」おり、なかなか平らにはなりません。
本来ならば「かんな」を掛けて平らにするのでしょうが、大変なので「多少の凸凹」はいいことにしました。
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57-130
その上に松の角材を45p間隔で並べました。
57-140
すっごく贅沢な角材の使い方です。
でもガッチリしていて、ビクともしません。
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57-150
孫の為に砂場を造る予定の所は広く空けてあります。
57-160
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組み立て工事
組み立て工事
「基礎」はできましたので、いよいよ柱を立て、骨組みの組み立てです。

どのように「組み立て」「補強」するのか、わからないことも多いですが、作業をしながら考えます。

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57-170
柱を立てました。
柱に有った「ホゾ」と基礎の角材の「ホゾ穴」を合わせて、叩いて差し込んだら、見事に自立しました。
「ホゾ」の長さは30p以上あり、2段の基礎の角材をぶち抜いています。
57-180
柱を4本立て、柱と母屋の間に梁を渡しました。
柱は設置する前に塗装をしました。
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57-190
57-200
母屋との繋ぎ方を悩みましたが、母屋の梁に沿わせて、長いボルトで共締めしたら、横ブレも止まり、しっかりしました。
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57-210
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次に、梁の間に角材を渡して、ポリカ(ポリカーボネイト)波板(クリヤ)の屋根を乗せてみました。
良い感じです。
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屋根を取付けました。
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57-250
これで雨が降っても、安心して作業ができます。
57-260
砂場の所は広く空いています。
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57-270
反っている柱は床板が凸凹するので、カンナで削りました。
57-280
屋根まで完成した、全体の写真です。

あとは、床板を張れば出来上がりです。
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床張りと仕上げ
床張りと仕上げ
ウッドデッキの屋根ができたところで、末娘の宣ちゃんと孫の優衣花ちゃんがきました。
優衣花ちゃんは、東京に住んでいる宣ちゃんがわざわざ久隆に来て2月に生まれました。
「里帰り出産」ならぬ「親元への出向出産」です。
我が家では、優衣花ちゃんのあと2人の孫が「出向出産」で生まれています。

優衣花ちゃんは、生まれて3週間で大震災に遭ったのです。
宣ちゃんが来てから、「何かあったらまずい」とのことで、私か女房殿か、どちらかは家にいるようにしていました。
3月11日は「ジャガイモの種芋」を買うので、初めて夫婦で出かけました。
ジャガイモを買い、帰りに「エコス」で買い物をしているときに「地震」がきました。
「ヤバイ!」と思い、揺れている間に車に飛び乗って走り出しました。
我が家は、石の上に柱が立っているだけの「マッチ棒でできた家」みたいな物で、「大地震ではひとたまりも無い」と思っていましたので、必死でした。
山は「山火事」のように「煙」がでていました。(杉の花粉でした)
帰り道が「土砂崩れ」で通れず、118号の橋も「段差」ができて通れず。
女房殿は「歩いてゆく」と言い出しました、(家まで8kmあります)
そうしたら「地獄橋(平山橋)」だけ通れたのです。「地獄橋・雨には弱いが・地震には強い」
必死で帰ったら、宣ちゃんは、優衣花ちゃんを抱いて、芝生に立っていました。
家も崩れていませんでした。(それどころか、「水槽の水が多少こぼれた」以外、被害はありませんでした)
良かった!

しかし、その後、原発の水素爆発があったので、早々に東京に連れて帰りました。
今、9ヶ月でハイハイができるようになりました。

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ウッドデッキに、試しに床板を置いてみました。
58-002
天気が良かったので、日向ぼっこをして『ゆき』と遊んでいたら、優衣花ちゃんがハイハイで近づいてきました。
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優衣花ちゃんも一緒に『ゆき』と遊びました。
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優衣花ちゃんは『ゆき』になめられて、ビックリして泣き出してしまいました。
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床は、床下の風の通りを良くするために、板と板の間を3o空けて張りました。
一部は床下収納庫の為に、空けられるようにしました。
野菜や芋の保管庫にしようと思います。

床が完成した写真です。
58-020
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58-030
全体的にはこんな感じです。
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庭に置いてあって、雨ざらしだったテーブルと長椅子を洗い綺麗に塗装しなおしました。
左側の椅子は薪用に貰った家の梁を使ってます
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右側の椅子は裏山の檜を倒した時の残骸を平らに削って利用してます。
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これで完成です。
『ゆき』はカメラを構えると、近くに来てポーズをとります。
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はい! 「ポーズ」
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全体の写真です。
右側には、物干し竿を2本吊るしました。(女房殿のご要望)
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58-090
デッキの床は縁側の床とほとんど同じ高さなので、出入りが楽です。
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デッキから見た庭と山の景色です。
正面が南東の方角で、山が切れているので、午前中は日当たりが良いです。
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58-110
景色が見やすいように、デッキのフェンスは作りませんでした。

しっかり『ゆき』が写っています。
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収納庫部分の床を上げた所です。
下はコンクリートなので、雨水は来ません。
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58-160
デッキの前の竹の横棒は、下に有るときは小さい子供か落ちないように、フェンスのかわりです。
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デッキの前の竹の横棒は、上に置いて、中間の支えを立てると「布団干し」になります。(女房殿のご要望)
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今回デッキは3つのエリアに別れています。
左側は、「座卓エリア」で、あぐらをかいたり、寝そべったりできます。
ここは「土足禁止」にしたいと思っています。(ダメな場合はゴザでも敷きます)
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58-250
中央は、「テーブルエリア」で、バーベキュウや食事をする場所です。
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右側は、孫の遊び場です。
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遊具の一つは、「布ブランコ」です。
子供用ですが、100kgまで耐えられるので、大人でも乗れます。
三郷の「イケヤ」に売ってました。
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つぎは「砂場」です。
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床板を上げると、柱になります。
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柱も取ると、砂場です。
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まだ砂が入っていませんが、この部分は下がコンクリートなので、囲いを作って砂を入れれば「砂場」になります。
大きさは1.8×1.2mです。
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ウッドデッキが出来てから、始めてのスッキリした晴れの天気になったので、布団を干してみました。
今まで、芝生の先にある布団干しまで運んでいましたが、今回は縁側から直ぐにウッドデッキに出られるので、大変楽になりました。
真ん中に支えがあるので、揺れることもなく、風が吹いても安心です。
屋根の庇を長めにしてあるので、多少の雨が降っても濡れません。
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59-030
ウッドデッキの遊具として、「ブランコ」と「滑り台」を作りました。
ブランコは市販の鎖で吊りました。
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鎖の1コマ(3p)単位で高さ調節が出来ます。
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鎖の片側だけで100kgの強度がありますので、大人が乗ってもビクともしません。
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滑り台も作りました。
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滑り台の長さは1.8mです。
傾斜は、公園等にあるものは36度だそうですが、36度では急すぎて、あっという間に降りてしまいます。
また、幼児には危険です。
今回は、25度にしました。
これだと、ゆっくりと滑り降りる感じになります。
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59-095
大人が乗っても大丈夫です

あとは、砂場に砂を入れれば、「孫の遊び場」の完成です。

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