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基礎工事 |
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ウッドデッキを造るのあたって、「どこに」「どれくらいの大きさ」のものを造るかです。
場所は「縁側の前」しかありません。
横方向の長さは8m位(4間半)あります。
問題は「奥行」です。屋根は軒が大きく張り出していて、その部分(約1.5m)だけでいいかとも思いました。
しかし、材料はいっぱいあるし、ゆったり使うには3m位欲しいと思い、軒の下に屋根を張り出させて、ウッドデッキの床が3m×8mになるようにすることとしました。
この大きさならば、ゆったりしていて「何でもできる」ような気がします。
また、ウッドデッキには「都会」から孫が来た時に遊べるように、
砂場
ブランコ
滑り台
を造る予定です。
写真に良く出てくる「白い犬」は「ゆき」という名前です。
「ゆき」は大震災直後の4月頃から、「盛金」から「久隆」の掛けての10km位の道路でよく見かけていました。
「首輪」はしてましたので、捨てられたか、迷ってきたのか、「誰か飼ってあげればいいのに」と皆が思っていました。
11月に入り、寒くなってきたので、結局、我が家で引き取ることにしました。
我が家には、「はるか」「ポール」の2匹いるけど、仲良くしてくれるようにと思いつつでした。
「ゆき」は良く訓練された賢い犬でした。
ノーリードで散歩(我が家では「はるか」「ポール」もノーリードです)しても「真後ろ」にピタッとついて歩きます。
散歩中「どこかに消えた」と思うと、「真後ろにいて見えないだけ」なんてことがよくありました。
でも、いままでいろいろな小動物を食べて生きてきたのでしょう、「モグラ」なんかは、歩いている途中でチョンとはねて捕まえます。
散歩の途中でも、山を登ってゆき「うさぎ」なんかを追いかけ回します。
そんな「ゆき」が年が明けた1月11日の朝、小屋から出てこないと思ったら、子犬を3匹生んでいました。
長くなるので「ゆき」の話はやめます。そのうち「『ゆき』特集」を書きます。
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57-040
ウッドデッキは家の縁側の前に作ります。
縁側の写真です。
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まずは、測量し、レベルを出して、基礎になる石を置いてみました。
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57-080
高さを測量したレベル(縁側とデッキの床が同じ高さ)に合わせて、コンクリートで基礎石を固定しました。
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57-090
縁の下に「猫」や「ねずみ」が出入りできないように網を張りました。
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基礎石の上に4×5寸の松の角材を渡しました。
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松の角材は、年数がたっているせいか、結構「ひなって」おり、なかなか平らにはなりません。
本来ならば「かんな」を掛けて平らにするのでしょうが、大変なので「多少の凸凹」はいいことにしました。
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57-130
その上に松の角材を45p間隔で並べました。
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57-140
すっごく贅沢な角材の使い方です。
でもガッチリしていて、ビクともしません。
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孫の為に砂場を造る予定の所は広く空けてあります。
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組み立て工事 |
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「基礎」はできましたので、いよいよ柱を立て、骨組みの組み立てです。
どのように「組み立て」「補強」するのか、わからないことも多いですが、作業をしながら考えます。
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57-170
柱を立てました。
柱に有った「ホゾ」と基礎の角材の「ホゾ穴」を合わせて、叩いて差し込んだら、見事に自立しました。
「ホゾ」の長さは30p以上あり、2段の基礎の角材をぶち抜いています。
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57-180
柱を4本立て、柱と母屋の間に梁を渡しました。
柱は設置する前に塗装をしました。
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57-200
母屋との繋ぎ方を悩みましたが、母屋の梁に沿わせて、長いボルトで共締めしたら、横ブレも止まり、しっかりしました。
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次に、梁の間に角材を渡して、ポリカ(ポリカーボネイト)波板(クリヤ)の屋根を乗せてみました。
良い感じです。
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これで雨が降っても、安心して作業ができます。
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反っている柱は床板が凸凹するので、カンナで削りました。
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屋根まで完成した、全体の写真です。
あとは、床板を張れば出来上がりです。
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床張りと仕上げ |
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ウッドデッキの屋根ができたところで、末娘の宣ちゃんと孫の優衣花ちゃんがきました。
優衣花ちゃんは、東京に住んでいる宣ちゃんがわざわざ久隆に来て2月に生まれました。
「里帰り出産」ならぬ「親元への出向出産」です。
我が家では、優衣花ちゃんのあと2人の孫が「出向出産」で生まれています。
優衣花ちゃんは、生まれて3週間で大震災に遭ったのです。
宣ちゃんが来てから、「何かあったらまずい」とのことで、私か女房殿か、どちらかは家にいるようにしていました。
3月11日は「ジャガイモの種芋」を買うので、初めて夫婦で出かけました。
ジャガイモを買い、帰りに「エコス」で買い物をしているときに「地震」がきました。
「ヤバイ!」と思い、揺れている間に車に飛び乗って走り出しました。
我が家は、石の上に柱が立っているだけの「マッチ棒でできた家」みたいな物で、「大地震ではひとたまりも無い」と思っていましたので、必死でした。
山は「山火事」のように「煙」がでていました。(杉の花粉でした)
帰り道が「土砂崩れ」で通れず、118号の橋も「段差」ができて通れず。
女房殿は「歩いてゆく」と言い出しました、(家まで8kmあります)
そうしたら「地獄橋(平山橋)」だけ通れたのです。「地獄橋・雨には弱いが・地震には強い」
必死で帰ったら、宣ちゃんは、優衣花ちゃんを抱いて、芝生に立っていました。
家も崩れていませんでした。(それどころか、「水槽の水が多少こぼれた」以外、被害はありませんでした)
良かった!
しかし、その後、原発の水素爆発があったので、早々に東京に連れて帰りました。
今、9ヶ月でハイハイができるようになりました。
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58-001
ウッドデッキに、試しに床板を置いてみました。
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58-002
天気が良かったので、日向ぼっこをして『ゆき』と遊んでいたら、優衣花ちゃんがハイハイで近づいてきました。
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優衣花ちゃんも一緒に『ゆき』と遊びました。
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優衣花ちゃんは『ゆき』になめられて、ビックリして泣き出してしまいました。
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58-010
床は、床下の風の通りを良くするために、板と板の間を3o空けて張りました。
一部は床下収納庫の為に、空けられるようにしました。
野菜や芋の保管庫にしようと思います。
床が完成した写真です。
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58-040
庭に置いてあって、雨ざらしだったテーブルと長椅子を洗い綺麗に塗装しなおしました。
左側の椅子は薪用に貰った家の梁を使ってます
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58-050
右側の椅子は裏山の檜を倒した時の残骸を平らに削って利用してます。
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58-060
これで完成です。
『ゆき』はカメラを構えると、近くに来てポーズをとります。
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58-080
全体の写真です。
右側には、物干し竿を2本吊るしました。(女房殿のご要望)
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デッキの床は縁側の床とほとんど同じ高さなので、出入りが楽です。
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デッキから見た庭と山の景色です。
正面が南東の方角で、山が切れているので、午前中は日当たりが良いです。
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58-110
景色が見やすいように、デッキのフェンスは作りませんでした。
しっかり『ゆき』が写っています。
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収納庫部分の床を上げた所です。
下はコンクリートなので、雨水は来ません。
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デッキの前の竹の横棒は、下に有るときは小さい子供か落ちないように、フェンスのかわりです。
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デッキの前の竹の横棒は、上に置いて、中間の支えを立てると「布団干し」になります。(女房殿のご要望)
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今回デッキは3つのエリアに別れています。
左側は、「座卓エリア」で、あぐらをかいたり、寝そべったりできます。
ここは「土足禁止」にしたいと思っています。(ダメな場合はゴザでも敷きます)
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中央は、「テーブルエリア」で、バーベキュウや食事をする場所です。
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58-270
遊具の一つは、「布ブランコ」です。
子供用ですが、100kgまで耐えられるので、大人でも乗れます。
三郷の「イケヤ」に売ってました。
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まだ砂が入っていませんが、この部分は下がコンクリートなので、囲いを作って砂を入れれば「砂場」になります。
大きさは1.8×1.2mです。
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59-010
ウッドデッキが出来てから、始めてのスッキリした晴れの天気になったので、布団を干してみました。
今まで、芝生の先にある布団干しまで運んでいましたが、今回は縁側から直ぐにウッドデッキに出られるので、大変楽になりました。
真ん中に支えがあるので、揺れることもなく、風が吹いても安心です。
屋根の庇を長めにしてあるので、多少の雨が降っても濡れません。
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59-030
ウッドデッキの遊具として、「ブランコ」と「滑り台」を作りました。
ブランコは市販の鎖で吊りました。
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59-040
鎖の1コマ(3p)単位で高さ調節が出来ます。
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59-050
鎖の片側だけで100kgの強度がありますので、大人が乗ってもビクともしません。
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59-120
滑り台の長さは1.8mです。
傾斜は、公園等にあるものは36度だそうですが、36度では急すぎて、あっという間に降りてしまいます。
また、幼児には危険です。
今回は、25度にしました。
これだと、ゆっくりと滑り降りる感じになります。
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59-095
大人が乗っても大丈夫です
あとは、砂場に砂を入れれば、「孫の遊び場」の完成です。
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